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2023.8.15
アカデミック造形研究プロジェクト第5弾
8.15…公開制作日と公言した日に
大阪に大型台風直撃💦
公開制作中止か?
いや…公開制作は1日ではなく、
2日やりましょう!
それを受け、台風直撃の8.15は
交通機関が麻痺してる状況で
一人でもお越し下さったお客様に対し…
いや、例えお客様0人でも…
プレ公開制作とし、
懇親の力を込めよう!
そして、翌日16日を制作本番としよう!
そんな経緯となった公開制作です。
よって
8.15 プレ公開制作
8.16 公開制作本番
と致しました。
プレ公開制作にあたり、前芝はテーマを設定。
《彫刻家の頭脳 レントゲン・CT・MRI》とし、
素描と粘土を往還させる形で
アプローチを試みました。
アタリのテーマは
サクラクレパスで描く人体デッサンです。
前置きが長くなりましたが、
台風襲来の最中に開催された
プレ公開制作の模様を
紹介いたします。
いざ、プレ公開制作開始!
ロダンの《ダナイド》のポーズ20分×5本!
突如としてプレ公開制作となった
この日の前芝のテーマは
《彫刻家の頭脳 -レントゲン・CT・MRI-》。
人体の量的様相(ボリュームと形)を
支配する根幹は何か。
力線や骨格、重力との関係を確かめる素描。
それは見た目、
即ち外観とそれ支配する根幹との
関係を示していくことです。
前芝の場合は、「並べる・積む・組む」で。
アタリのテーマはサクラクレパス。
この描画材は、恐らく人生で初めて
手渡される描画材。
大変安価で、幼稚園の描画材の代表格でもあり、
どこでも手に入るものです。
CT的アプローチ。
一つの観点から、またあらゆる角度からの
様相を推論します。
しかもそれぞれに再びレントゲン描法を加えます。
クレパスは塗り重ねによる混色が可能です。
その技法を駆使して、量感・存在感に満ちた
人体美を追求します。
粘土による団子の組み立ての再初期段階。
素描で解説しながら制作したものを
今度は粘土で考えていきます。
粘土でなければ解説できないこと、
素描のほうが解説しやすいこと。
造形芸術の世界は本当に複雑ですが、
それを一つ一つ紐解き
丁寧にアプローチ、解説していくことが
我々の公開制作の狙いです。
これらは前芝のプレ公開制作作品。
8枚の素描的解説と、
粘土による基本形の呈示です。
こちらは、アタリのプレ公開制作作品。
素描と色彩が大変美しく調和し、
強い存在感と人間の体温を感じさせます。
台風の影響で交通機関がストップし、
来場者は少なかったものの、
満足度の高い実演が
多角的に行えたと思います。
翌日は公開制作本番です!!
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